看護師の採用やマネジメントに苦労されている病医院や介護施設が多いという話はよく耳にします。確かに看護師の有効求人倍率はつねに高く慢性的な人材不足が解消する気配はありません。
福祉医療機構・全日本病院協会・日本医療法人協会が、2020年に公表した『病院の人材紹介手数料』に関するアンケートによると、紹介料の平均額は看護師が76万円、准看護師でも約68万円かかります。現場でお話をうかがうと、それ以上のコストを支払って採用されているのが実態のようです。
そしてせっかく苦労して採用しても、紹介会社からの採用は看護師20.3%、准看護師41.5%が1年以内に離職というデータもでています。
それでも看護基準を満たすために「誰でもいいから採用する」ことを繰り返していると採用してもすぐ退職してしまう悪循環となり、採用コストが自院の収益を圧迫します。
収益を改善させるには、採用コストを削減しなければなりません。そのためにはこれまでの看護師採用・マネジメントのやり方を変え、良い看護師に長く勤めてもらう仕組みを作る必要があります。
1.看護師の採用コストが病医院に与える影響
1) 看護師を取り巻く環境
2) 潜在看護師数
3) 人材紹介報酬と離職率
2.看護師の採用ノウハウ
1)看護師が転職を考える「キッカケ」
2)転職する看護師が動く時期
3)看護師が転職時に活用するツール
4)看護師募集のポイント
5)有効な看護師募集の方法
3.看護師の採用面接のポイント
1)看護師の面接のポイント
2)面接時、看護師からの発言で注意する言葉は?
3)履歴書から何を読み取るか
4)面接で看護師の本音を導き出す方法
4. 看護師の特徴
1) 今どきの新人の特徴
2) 看護師を敵に回すとどうなるか
3) 看護師の一般社会のマナー理解度
4) 看護師のプライドと使命感
5) 看護師に気分良く働いてもらうためには
6)看護師から好かれる医師と嫌われる医師
7)看護師は裏情報を共有している!
5.看護師のマネジメント術
1)看護師と上手くコミュニケーションをとる方法
2)看護師を味方につけるには
3)看護師からの要望をうまくかわす方法
4)看護師同士のいざこざを解決する方法
5)看護師とコメディカルの情報共有をどのようにしていくと良いか
6)看護師の評価で有効な方法
7)管理者選びでやってはいけないこと
8)看護師の裏ボスを見極める
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